仕事の責任が重くなってきた。 若い時のように遅くまで働くのが辛くなってきた。 この先、明るくなる見通しがない。 40代のサラリーマンのあなたはこんなことを感じながら日々働いていませんか? 僕も今までコツコツと真面目に働いてきましたが、 昔に比べ楽になったというより、むしろ厳しくなってきたと感じています。 そして、これから更に先行きは暗いものと感じています。 僕を含め会社で働くしか生きていく方法がないと考えている人がほとんどだと思います。 ですが最近、FIREなんて言葉を目にすることがありますよね。
はる
実際のところFIREというものは実現可能なものでしょうか?
本記事では FIREは一部の高収入の人しか達成できないことなのか、 それとも平凡なサラリーマンでも達成できるのか検討した内容を記載しております。
こんな人に向けての記事です
- FIREについて知りたい人
- 今の仕事を将来続けて行くのがしんどいと考えている人
- 職場に目標としたい上司がいない人
目次
そもそもFIREとは?
「Financial Independence Retire Early」を略してFIRE、日本語では「経済的自立と早期リタイア」となります。
なぜFIREなんて言葉が流行りだしたのでしょうか? 40代の人たちの親世代は一つの会社で働き続ける人が多かったですよね。 そしてガムシャラに働いていればみんなが右肩上がりの恩恵を受けていた世代であったと思います。 また、お金を銀行に預けてさえいれば勝手に増えていくものと認識していた親の元で育って来たため、投資に関しては危険なものという感覚になっています。 そんな親世代の常識が今の時代に通じなくなってきたからではないでしょうか? 今ここを読んでくださっている40代のあなたは ・給料はあがっているでしょうか? ・仕事のやりがいはあるでしょうか? ・昔は3人で行っていた仕事を今は2人で行っていたりしませんか? ・もっと仕事を覚えて頑張りたいと思える職場でしょうか? ・銀行にお金を預けて増えているでしょうか? ・65歳まで働き続ける自信はありますか? この質問に一つでも自信を持ってYESと答えられる人は今少ないのではないでしょうか?
みんな、このままでは幸福は訪れないと感じてきているんでしょうね。
FIREの条件
FIREの達成条件として、 年間生活費の25倍が必要とされています。 生活費は独身or既婚、子供の有無、年収や住む場所等に各家庭によって様々ですが 40代の夫婦の月間生活費は35万円前後のようです。 ちなみに我が家の去年の年間生活費は約360万円でした。 ※子供なし、車あり、保険の支払いや旅行や帰省等全ての支出含む 我が家の生活費の場合 年間生活費360万×25=9000万円 これがFIRE達成に必要な金額ということになります。
無理ですね
宝くじ当てるくらいしか思いつかない金額ですね。
ですが、もう少し検討の余地があるみたいです。
サイドFIREについて検討
9000万円が必要と言われたらその時点で試合終了と感じてしまいますね・・・。 そこで、 年間生活費の一部を副業やアルバイト費用などで補う所謂サイドFIREの条件で検討していきます。 夫婦二人でアルバイトをする場合(時給1000円で1日5時間、月15日働く場合) 1000円(時給)×5時間×15日×12月=90万円×2人 先程の年間生活費からアルバイト費用を差し引くと 360万ー90万×2(夫婦二人分)=180万円 となります。 この条件でもう一度計算すると 180万×25=4500万円 となります。
厳しいですが、
先程の金額に比べれば少し現実的な気もしてきませんか?
サイドFIRE達成にむけて準備すること
FIREの条件9000万円に比べればまだましですが、4500万円という金額も決して容易では無いですね。 平凡なサラリーマンが普通に働いて、生活費の見直しを行わず、普通にお金を銀行に預けているだけでは何も変わらないでしょう。 もし貯めることが出来たとしても、それは定年近くになるでしょう。 サイドFIRE達成に向けて準備できることは以下の3点になります。
資産運用スキルを上げる
FIREの条件で簡単に資産運用で平均4%と書かれていますが、素人が投資を行うと増やすどころか逆に減ってしまいます。 4%の運用をできる投資スキルを覚える必要があります。
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生活費を圧縮する
FIREの達成条件は年間生活費×25です。 そのため生活費を圧縮できれば、その分条件が緩和されます。 ただし、今の生活も楽しめる範囲で生活費の見直しを行うことでFIRE達成が現実味を増しますね。
厳しい節約生活を前提としたFIRE生活を望んではいないですよね?
本業以外のスキルの習得
サイドFIREをするための条件として先程、アルバイトをすることを組み入れました。 重圧のある本業の仕事に比べれば、ストレスは大きく緩和されますが、50代のおじさん、おばさんが未経験のアルバイトをするのは容易なことではないです。 場合によっては、本業をそのまま続けていれば良かったなんてことになりかねません。 そのため、自分の性に合った稼ぐスキルを身に着けておく必要があります。 今までのように大金を稼ぐ必要はないので、補助的な稼ぎができるスキルを準備しておけば、退職後の生活が穏やかに過ごせるものとなるでしょう。
現在の仕事を生かせられると良いのでしょうけど。
残念ながら僕の場合は・・・。
副業の一つとしてこんなことも始めてみました。
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氷河期サラリーマンはるの場合でシミュレーション
・現在、約2000万円の資産 ・年間約225万円貯蓄できる状況(昨年度実績)
高収入でも特別な節約をしているわけではありませんが、
引き篭もり体質が高じて結構貯めてる方だと思っています。
つまり 4500万円=2000万+225万×12年 となるので
理論上、あと12年でサイドFIREができるということになります。
かなり、ざっくりとした計算なので、本当にこの計算通りの結果で退職してしまうのは危険だと感じますが一つの選択肢としてアリだと感じました。
税金のマイナス分やインフレ等を考慮に入れていませんが、
妻の援護射撃、退職金、今後の本業収入アップ(ほとんど無いけど・・・。)等も計算に入れていません。
また、現在は資産がほぼ定期預金のため、資産運用からの援護も無い状態です。
この分を反映させれば達成までの期間を短縮できるので、
サイドFIREであれば10年以内の達成も夢ではないと思えました。
本業で体調を崩す可能性があれば特に候補として考えられますね。
まとめ
けっして楽な条件ではありませんが、平凡な40代サラリーマンでも努力次第でFIREは無理ではないと言えます。 1.退職後の収入を補助するスキル 2.投資の知識 3.資産の管理を行うこと これらの3つの準備を行うことでFIREの可能性を高められます。 仮にFIREを達成できなかったとしても必ず自分の将来のために役立つので 今からでも挑戦する価値は高いかと思います。 最近の若い子と話すと 案外、上記の3つは若い人の方がしっかりしていたりもします。 年寄りになるほど 会社一筋、普通貯金、家計は妻任せみたいな人が多いですね。 今の仕事に不満がなく、のんびり貯蓄をしながら貯めるという方はそれで問題ありません。 しかし、一日でも早く今の仕事を脱出して自由を手に入れたいと考えているのであれば 今からでも間に合うので検討してみては如何でしょうか?
難しいけど無理ではない。
少なくとも頑張ればその分、早く自由を手に入れられるという希望が少し見えました。
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