転勤してきたばかりで不安な人、これから転勤があると思うと今の生活にやる気が出ない人 慣れない今の生活が大変であったり、将来どうなるのかも分からない。 この不透明な生活がこの先ずっと続くのかと思うと不安になってきますよね。 著者である僕も転勤族として20年働いています。 僕の場合は親も転勤族であったため、小さいころから何度も転勤を経験しました。 ですが、転勤というシステムが現代には合わなくなってきていると思いませんか? なんのために転勤してこんな苦労をしているのだろうか? この記事を読んでいるあなたもこんな疑問を抱えながらも転勤を受け入れざるを得ない状況だと思います。 問題点は書き出すことで頭の中が整理されると言われています。 転勤の大変なところとその対策を考えてみましたので少しでも参考して貰えたらと思います。
こんな方に向けて
- 会社に縛られてしんどいと感じている人
- 転勤生活に疲れた人へ
- 慣れない土地で不安を抱えている人
目次
転勤のデメリット
お金が貯まらなくてシンドイ
転勤自体に慣れている自分にとってここが最大のデメリットだと感じています。 それは家計の収入が伸びないことです。 専業主婦が当たり前の時代では無くなっているため、共働きの家庭が多いですよね? そして転勤があるとどちらかが仕事を辞める必要が出てきます。 だいたい奥さんが辞めることになるとなると思います。 辞めた時点で奥さんのキャリアはリセットされてしまい、新天地ではゼロからのスタートとなってしまいます。 収入が伸ばすどころか、そもそも再就職すること自体、簡単には行かないと思います。 自分に合った職場を見つけられるまで暫くかかることもあるかと思います。
はる
だいたいどこの職場にもただ長くいるだけで偉そうなおばさんがいますよね・・・。
その間、収入が無くなるので家計の収入は激減することになります。 最近はパートであろうと正社員と同等の仕事が求めらます。 給料が低いのに仕事は大変という職場で溢れかえっていませんか? 誰も知り合いのいない土地で未経験の仕事に就くのは大きなストレスを奥さんに与えることになります。 そして、転勤したばかりの夫側も慣れない環境の仕事でピリピリ! 収入が減っているので家庭内不和に繋がる恐れがあります。ご注意を!
自分も含めて夫婦で支え合う必要がありますね。
引越しにお金がかかる
引越し費用自体はさすがに会社が払ってくれると思いますが・・・。 お金は引越し費用以外にもかなり掛かってきます。 ・新しい家には今の家具・家電が入れられない。 →新しい冷蔵庫を買い直し →ベッドを買い替える ・転勤先が寒冷地 →冬タイヤの購入、場合によっては車ごと買い替え・・・ →暖房の購入 ・転勤先が暑い →エアコンの購入 細かいところでいえば、新居用のカーテン、絨毯、専用の隙間家具など 今までの経験上、何かしらの大きい買い物が2点は発生します。 細かい買い出しを含めるとだいたい20万円近くはかかってきます。
転勤が無ければ払う必要の無い費用ですね
住む家を決められない
転勤族は人生の最大の買い物となる家を買うことが難しくなります。 自分の家を早くほしいと考えている人にとって、家賃を払い続けることが苦痛に感じることになるでしょう。 子供が成長すると単身赴任をすることもあるかとは思います。 この場合、支出が大幅に増え、家事子育ての負担も増すので更に大変なことになりますよね。
同世代の友人が家を買った!なんて聞くとなんだか焦ってきます。
対策
転勤生活から逃れることは容易では無いかと思います。 転勤の無い会社に転職することができればそれですみますが、夫婦そろってキャリアがリセットされてしまうのは大きなリスクが生じます。 簡単に辞めることができれば苦労は無いですよね。 文句を言っているだけでは何も変わらないので未来にタネをまく方法として・・・。
スキルを身に付ける
転職のため、副業のため、パートのため・・・。
- 転勤族以外の仕事に就く努力をする
- 転勤した後でも稼げるスキルを身に付ける
- 貯蓄力を上げて転勤族の期間を短くする
選択肢はそれなりにあるはずです。 できるところから少しでも早く始めていきましょう。
歳をとるほど、厳しくなってきます・・・。
投資する
仕事をする最大の理由はお金となるので、投資についてもしっかり勉強しておく必要があります。 いつか、時間がある時に、もっと落ち着いた状況になった時、 なんてことを考えていては何時までもできなません。 小額からでも投資の世界に参入しておくことをオススメします。
いきなり全力投球をしてしまうと大変なことになってしまいます。
資産運用でお金をコツコツ増やすつもりが逆に減ってしまった話
僕が今から約15年前、 資産運用を始めた頃に50万円損した話をしていきたいと思います。 今現在、資産運用されている方が同じ道を歩まぬよう 15年前の災厄と教訓を記して…
FIREを目指す
スキルを身に付け、資産運用を上手く行うことができればFIREを達成することも場合によっては可能となります。 少しずつでも今から積み重ねていけば、転勤族生活を脱出できるかもしれません。 本来であればお金のために仕事をしているのに収入が下がるというのは本末転倒もいいところです。 今の世の中、高校を卒業して地元の転勤の無い小さい会社に2人で正社員という家庭が金銭的に恵まれ安定した生活が送れたりもします。 中途半端な会社に入って微妙な給料しか出ないのに転勤がある人(僕みたいな人)とその妻が一番、しんどい生活となっていることでしょう・・・。
少なくとも転勤一回分くらいは削減できるかもしれません!
【今からでも間に合う?】40代からのサイドFIREについて考えてみた
仕事の責任が重くなってきた。 若い時のように遅くまで働くのが辛くなってきた。 この先、明るくなる見通しがない。 40代のサラリーマンのあなたはこんなことを感じなが…
将来が見えなくてシンドイ
家のこと
自分の家を買うかどうかという問題もありますが、そもそも転勤族は将来どこに住むことになるのかさっぱり予想がつきません。 雪の降るところに住むのか、暖かいところにすむのか、都会なのか、田舎なのか? 実家との距離はどれくらいになるのか? 色々な心配事が解決することなく続きます。 同じところに住むことが出来ないので親の事、子供の事、そして自分の事がすべて成り行きまかせの生活になってしまいます。
対策
現時点での対策は難しいかもしれません。 上述したお金のデメリット面の対策を行いつつ、 後述する転勤族のメリットを享受して 未来に備えるしかないですね。 おそらく今後、転勤と言うシステム自体が見直されていくことになるとは思いますが少し先の話でしょう。
身近な人とは将来の姿を共有しておくと良いかもしれませんね。
生活が慣れなくてシンドイ
お金が貯まらない、将来が見えないという不安もあると思いますが、現在進行形でそもそも慣れない土地での生活がシンドイと言う人も多いかと思います。
慣れない生活環境
縁もゆかりも無い住み慣れない町に引っ越すことになり・・・。 スーパーはどこ? なじみのお店にいけなくなった。 歯医者はどこにあるの? 周りに友達が誰もいないよ? 知り合いはどうやって作れば良いの? 転勤に慣れてない人にとっては精神的ダメージは計り知れないものとなっていることでしょう。 更にはこんなことにまで・・・。
ちなみに僕は家の中が大好きなのでほとんど影響は受けません。
慣れない家庭環境
旦那は仕事でいっぱいいっぱいで構ってくれない。 仕事で大変なのに家にずっといる嫁が暇そうに見える。 あらゆる角度からストレスが飛んでくるので家庭内のバランスも崩れてしまわないようなんとかお互いを支え合って下さい。
本来であれば一番大事にしたいところのはずだと思うんですけどね・・・。
対策
自分にとって知らない土地であったとしてもそこに住み続けている人もたくさんいるはずです。 その土地、その土地で何かしらの楽しめるところはあるので住んでいるうちに楽しみましょう。 まったく楽しめるところなんてないよ!って人でも大丈夫です 今は家の中で楽しめることが一杯あります。 インドア生活に目覚めれば転勤も恐くないです。 僕の場合は最初は周辺によく出かけますが3か月くらいでだいたい元の引き篭もりに戻ります。
買い物はネットで十分賄えますね
引っ越しがシンドイ
転勤命令が出た瞬間から一気に生活は変わります。 ・家を探す ・引越しの業者の手配 ・冷蔵庫の中身を減らす ・仕事の引継ぎ業務が発生し、そもそも帰りが遅くなる 等々 他にもたくさんありますが転勤命令が出るとしばらく引越し作業以外のことは出来なくなります。
作業が大変
荷物を詰めるという作業がまず膨大な時間がかかります。 部屋の片付けをするだけでも面倒くさいと感じますが、引越しは家の中の物全てを箱に詰める作業です。
冷静に考えると気が遠くなります・・・。
時間を浪費する
箱詰め作業も時間がかかりますが、色々な契約関係の住所変更が面倒です。 役所関係、公共料金、郵便物が代表的なところですが、ネット系のショッピングサイト、銀行、証券会社、保険、サブスク・・・。 作業自体も大変ですが、 あと何処の住所変更が残っているかな? 変更し忘れているところないかな? とモヤモヤが残るところが地味にストレスとなります。
個人的にはこの住所変更作業が非常に苦痛です。
対策
家の中にあるものを把握しておく
理想は物を限りなく少ない状態に維持することです。
しかし、思い出の品、趣味のもの、次に住む場所では使うことになるかもしれない物など簡単に捨てることの出来ないものもあるでしょう。
そのため、日頃から使うものと不要なものをハッキリと整理しておく必要があります。
引越し直前になって、
いる、いらないの選別作業が始まると時間が物凄くかかってしまいます。
また慌ただしい引越し時に判断されると本来、必要だったものを捨ててしまうことも発生しかねません。
実際、退去時はおそらくかなりの物を捨てることになります。
しかし不要な物であったとしても時間をかければ売却できたものもあるはずです。
日頃から不要なものはメルカリやヤフオク、リサイクルショップでお金にしておきましょう。
引越し時の選別・梱包の手間が無くなり、お金にもなります。
引越し時に捨てたものを全部売っていれば数万になっていたのにな~と何度も後悔しています・・・。
リストを作成する
引越し時のチェックリストが色々なサイトに公開されています。
しかし公開されているものはあくまで一部です。
住所変更のリストを作れるのは自分だけです。
住所登録しているものをリスト化しておくことでモヤモヤを解消することができます。
リストを常に更新し続けるのは大変ですが、せめて引越し時後に一度整理しておくことをオススメします。
使用頻度の少ないところが住所変更をすっかり忘れていたということがよくあります・・・。
転勤族のメリット
ここまで転勤族の大変なところを書き綴ってきましたが、デメリットばかりではありません。 メリットがあることも考慮に入れておきましょう。
リセットできる
転勤することで生活面でも仕事面でもリセットすることができます。
持ち家の一軒家に住み、転勤の無い仕事だと場合によっては動けないことがリスクになることも考えられます。
どんなに大変な状態になったとしても数年で移動すると考えると気が楽になることもあります。
色々なところに住める
嫌でも色々なところに住むことになるのでその土地その土地の情報を手に入れることができます。 地元という概念は手に入れられませんが全国の土地勘が養われます。 色々な場所に住むことになるのでその分自分にとって住みやすい場所というのがなんとなく分かってきます。
将来、最終的な家を選ぶときに必ずこの経験は活きると思っています。
新居を楽しむ
引っ越し作業はとても大変です。
何度も経験していますがしないで済むのであればたくありません。
ですが、
・新居を探す時
・新しい家具の配置を考える時
・綺麗な部屋で過ごせる時
新しい家に住むというのはワクワクしてきませんか?
それこそ何十年と同じ家に住んでいると色々なところが汚れてきます。
家具の配置もマンネリ化してきます。
引越しをすると全てが一気に変わります。
家の外も全てが未知の世界となります。
慣れない土地は不便なことも多いですが、ちょっと近所を出歩くだけでも冒険です。
引き篭もりの僕でも最初は出歩きにいきますよ!
まとめ
転勤族のシンドイところとその対策についてまとめてみました。 共働きを求められる世の中になってきていること、 わざわざ出社しなくても仕事ができるようになってきていること、 何のためにこんな苦労をしているのかわからなくなってきます。 ですが決してデメリットだけではありません。 転勤族の大変なところを逆に生かして将来に繋がるところを探していきましょう。
色々なところにすんでいますが将来的にはとりあえず暖かいところに住みたいと思っています。
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